世界一周JKまなみのブログ

世界一周の旅に出た女子高校生が書くリアルな日記

シク教寺院で無料のごはん

 

 

2020/01/10 

インド・コルカタ

 

 

 

 

初めてのインドはかなり不安が大きかったので、

コルカタでは日本人宿「サンタナ」に泊まることにした。

 

 

 

コルカタは、2泊の滞在で

ゆっくり観光はできなかったが

 

 

宿のオーナーのトシさんが、

時間がない私たちのために

ぎゅっと詰めたディープなコルカタの案内をしてくださった。

 

 

 

その中のひとつが

 

 

 

シク教の寺院で無料のごはんを食べよう。」

 

 

 

何だか言葉だけ聞くと

観光客がズカズカいって良いものなのかと考えてしまう。

 

 

 

 

 

そもそもシク教とはどんなものか。

 

 

 

 

まず、インド人を思い浮かべる。

 

 

多くの人は、

頭にターバンを巻いて、髭をはやした男性

をイメージするのではないだろうか。

 

 

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こんな感じの

 

(写真を撮ってなかったので陽気なフリー素材しかありませんでした。)

 

 

違う人はすみません。

 

 

 

 

だけど、実際

インド人がみんなターバンを巻いてるわけではない。

 

 

 

このターバンが特徴的な人たちこそが

シク教徒。

 

 

そして、このシク教徒というのは

インド人の2%足らずしかいないのだ。

 

 

 

私が、ターバンを巻いたインド人を

あまり見かけなかったのにも頷ける。

 

 

 

 

 

これはまあ見た目の話で、

中身の話をすると

 

 

ざっくり聞いた話では

 

 

シク教は、

ヒンドゥー教から派生した

イスラム教の部分取り宗教みたいな感じで

 

ヒンドゥー教と露骨に違うのは

カーストの否定。

 

 

といったところ。

 

 

 

 

カーストを否定するということは

つまり、みんな平等ということ。

 

 

老いも若きも、

 

男も女も、

 

クリスチャンも、ブッディストも関係なく

 

 

肩を並べて食事しようぜ。

 

 

 

 

そういう感じで

無料のごはんの話に繋がってくるわけだ。

 

 

 

 

シク教寺院では参拝者に

無償で食事を提供している。

 

 

 

 

私たちが行った寺院はここ。

 

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調べても名前が分からなかったけど

 

ガンディーロードにある

汚れた建物の奥に、

急に綺麗な白が見えるところ。

 

 

 

 

中に入ると、まず靴を脱ぐ。

 

そして

シク教寺院では髪の毛を布で隠す必要があるので頭に布を巻く。

(ここでは参拝者用のものが置いてあった)

 

 

 

 

真ん中で挨拶をして

 

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上の階に向かうと、

参拝者の方々が並んで座っていた。

 

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ここで私たちもプレートを持って一緒に座った。

 

 

 

待っていると、

配膳の人がカレーやチャパティ

つぎにきてくれる。

 

 

 

ここでの食事は、ベジタリアンに合わせて

肉は含まれていない。

 

 

 

味は美味しかったが、

カレーは結構辛かった。

 

しかし、食べ残しは厳禁なので

しっかり完食。

 

 

 

 

食べ切る自信がない人は

つがれる前に「トラトラ(少し)」と言えば

少なめについでくれる。

 

 

 

 

 

 

そして、気になったのは

この無償の食事の資金はどこからきているのかということ。

 

 

 

 

聞いてみたところ、全てが寄付金だという。

 

 

 

 

シク教徒は富裕層が多く、

その人たちの寄付金が大きな資金源ともなっているらしい。

 

 

 

 

また、食事を作る人も配る人も

みんなボランティアなのだと。

 

 

 

 

 

こうして人の心で成り立つのは

宗教の凄いところだなと思う。

 

 

 

 

 

シク教

倫理のヒンドゥー教の単元で少し出てきたが

名前だけ覚えているという程度だった。

 

 

カースト制の否定や、

イスラム規律の含有といった

大事なところは身についていなかったので

こうした形で学び直せて良かったと思う。

 

 

 

 

こんな風にして知ることで、

記憶に残りやすいというのが

実際にその場所を訪れることにある価値だと思う。

 

 

 

 

インドは宗教面でも、かなり興味深いので

まだまだ学べることがありそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

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