世界一周JKまなみのブログ

世界一周の旅に出た女子高校生が書くリアルな日記

18歳の先生

 

数日前、ブッダガヤで

ダリッド(インドのカースト制度の一番下の層)

の子どもたちのために建てられた学校を

見学させていただいた。

 

 

 

 

 

 

 

そこには、

幼稚園くらいの子から

最年長は小学4.5年生くらいと思われる子が

そのときだけで50人以上居た。

 

 

 

 

 

 

 

建設を始めてまだ半年らしく

教室はふたつ。

 

 

 

 

 

 


だから、ひとつの教室は

半分が幼稚園の子

半分が小学校低学年の子

と、クラスを分けられていなかった。

 

 

 

 

 

 


先生は3人しかいなかった。

 

 

 

 


22歳と19歳の女性の先生。

 

 

 


そして18歳の男性の先生。

 

 

 

 

 

 

3人の年齢を聞いたときは
かなり驚いた。

 

 

 

 

 

 

 


18歳の先生に至っては、私と同級生。

私からすれば、まだ教えてもらう立場の歳。

 

 

 

 

 

 

 


確かに、高校生程になれば

小学生に勉強を教えるというのは
できることではあるだろう。

 

 

 

 

 

 

しかし、彼は先生だった。

 

 

 

 

 

 

子どもたちに勉強を教えるお兄さん

ではなく、

先生 だった。

 

 

 

 

 

 

 


彼が、生徒を前に話す姿は

とても同じ年の男の子には見えなかった。

 

 

 

 

 


それは

見た目が大人びているから、とか
教える技術が凄いから、とか


そういう意味ではない。

 

 

私は、彼の背中に「責任」を感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

私にある責任は、

まだあくまで自分の範囲内のもの。


それは、私の世界からすれば

ごく普通のことに感じている。

 

 

 

 

 

 


しかし、彼は

他人の範囲までの責任を持っている。

 

 


大げさに言えば

子どもの将来を動かす立場として。

仕事として。

 

 

 

 

 

 

仕事といえば、社会に出ると

15歳やそこらで働き始めた人だっていると思うが、

それはまた

先生という立場とは違うものであるし、

 

 


私が実際に彼に会って、

同級生だということを知った上で

彼の教える姿を見たから

こうも強く感じるものがあったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 


自分と同じ年を重ねてきたはずの彼は

とても強く、逞しく見えた。

 

 

 

 


子どもたちの前に立つ姿は

とても生き生きしているし

勿論、教えることを

楽しんでいるのだろうなとは思う。

 

 

 

 

 

 

だけど、

彼自身も勉強中であるし

まだ大人に頼りたいことも沢山あるだろう。

 

悩んだり、苦労したりしながら

毎日、自分より小さい子たちと

笑顔で接しているのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

実際彼が、

どこまで考えているのかは分からないが

私にはそう感じた。

 

 

 

 

 

 


そして、

同級生の目線から彼を見て

とても尊敬した。

 

活力をもらった。

 

 

 

 

 

 


同じ歳でも、あれだけ立派に

自分の立ち場を精一杯やっている人がいる。

 

私も頑張ろう、と思わせてくれた。

 

 

 

 

 

 

最後の日、彼から手紙をもらった。

 

 

 

「あなたに会えて良かったです。


   来てくれてありがとう。

 

 


   あなたの貴重な時間を


   私たちの学校で、私たちと一緒に


   過ごしてくれてありがとう。

 

 

   またいつか戻ってきてください。

 

 

   心はいつも一緒に居ます。

 


   本当にありがとう。

 


   良い旅を。」

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、
彼に会って感じたこと、思ったことを
残こしておこうと書き出してみたが

 

上手く言葉にできなくて、まとまりのない文章になってしまった。

 

こういうことを、
もっと自分の言葉ではっきり記せるようになりたい。

 

 

 

 

 

 

だけど、彼が私にくれた思いは

心の中にはしっかり記録してある。

 

 

 

 


いつかまた、あの学校へ

みんなに会いに行こうと思う。

 

そのときは私ももう少し成長していたい。

 

 

 

 

 

読んでくださってありがとうございます。

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